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大西洋連合国は北米とグレートブリテン島に領土を持つ共和制国家である。大英帝国とその北米植民地を継承した国家である。建国されて初期の頃はロンドンに暫定的に首都機能が置かれていたが、現在は北米のワシントンD.C.に首都が置かれている。

大西洋連合国は、「上院」と「下院」の二院制を採用している。上院は、連合国を構成する自治州の人口に応じて定められた定数から、各州ごとに議席が割り当てられ、6年に1度全体で選挙が行われる。下院は、拘束名簿式比例代表制の選挙によって代議員が選ばれる。選挙は4年に1度行われる。定数は上院500人、下院800人で、議会の閉会期間中は常設機関として「常務委員会」が設置され、この「常務委員会」が立法権を行使する。常務委員会のメンバーは上院と下院からそれぞれ選出される。

大西洋連合国は二元代表制を採用しており、大統領が国民の直接選挙で選出される。何らかの理由で大統領選挙が開催できない場合、議会で大統領を選出するか、選挙が開催できるまでの間の暫定大統領として常務委員会が選出した人物が大統領に就任することとなる。大統領は政策決定に強い権限を有しており、各種国務委員長を任命し、また議会の法案を拒否したり、議会の審議を経ずに「大統領令」という形で政令を出すことができる。

国務委員会は大西洋連合国の官僚機構であり、行政を直接担当する。国務委員長は大統領が任命し、国務副委員長は国務委員長が任命する。国務委員会には、外務委員会、内務委員会、財政委員会、経済委員会、国防委員会、農業・漁業・林業委員会、重化学工業委員会、軽工業委員会などが存在する。

国家軍事委員会は、軍政機関である国防委員会に代わって戦時に大西洋連合国軍を指揮する機関である。大統領、国防委員長、国防副委員長、陸軍・海軍・空軍・戦略軍の四軍の各総司令官、軍事科学局、後方局、建設局、監察局などの国防委員会内の各局の局長などから構成されており、平時には軍の指針を定めて国防人民委員会にそれを指示するとともに、戦時には国防人民委員会の用意した戦力を直接指揮する。

現在の最大政党は「国家社会主義勤労者党」で、無産階級から中産階級の広い支持を受けている。さらにここに、「社会自由党」「国家自由党」などが続く。大統領は国家社会主義勤労者党党首のアドルフ・マッカーシーである。

大西洋連合国国防軍を参照