辛亥革命により樹立された孫文の国民政府は、
大清国及び同盟国の
大日本帝国によって短命に終わった。そのまま清が中華の覇権を再び握ると思われたが、各地で清の支配により抑え込まれていた少数民族、軍閥等が一斉に独立を表明。中には列強の後ろ盾があるものもあり、清は元の領土である満州を得るに留まった。その中で大日本帝国は、旧国民政府の支配地域に傀儡政権の中華民国国民政府を樹立。そのまま傀儡国として運営を続け、清との重大な外交問題となっている。1939年に勃発した中蒙戦争と、それに伴って再発した中華統一戦争により中華民国は中華統一の主導権を握り、列強もこれを認めたため1940年に開催された支那地域の治安安定を図る東京会議で旧中国共産党領を併合。またイタリア影響下の雲南軍閥、アメリカ影響下の広西軍閥、イギリス影響下の直隷軍閥の支配権を得た。