概要
作戦機3,500機以上を擁する空軍組織で、帝国領土と北支、蒙古、満州などの作戦地域に展開する。海軍航空隊とは指揮系統が別であるが、戦時に設立される陸海合同の防衛総司令部によって本土防空が共同で行われるほか現地で連合軍を形成して麾下に陸海両部隊を入れることもある。海軍航空隊が戦時には「大海令」(大本営海軍部命令)と呼ばれる奉勅命令を受けて行動するのに対し、陸軍航空隊が受ける奉勅命令は「大陸命」(大本営陸軍部命令)と呼ばれる。平時は800機程度の戦闘機部隊が領空侵犯を警戒しているほか、戦時定数2,500機程度の直協航空軍が約3分の2の充足率で待機をしている。動員が発令されれば兵員は予備役によって充足し、陸上部隊の動きに呼応した作戦行動を行う。