概況
1935年〜の海軍軍備補充計画で建造された通常動力型戦艦が8隻、1961年〜の新海軍整備計画で建造された原子力戦艦が8隻、通常動力型巡洋戦艦が8隻の計24隻が在籍する。戦艦の価値が見直され、諸国で減少傾向にある現代としてはトップクラスの保有量を誇る。特に60年代に入ってから建造された16隻は対空兵装がかなり充実しており、対空戦闘と対地砲撃を同時に行えるマルチタスク艦となった。大型航空母艦と対潜専任駆逐艦との組み合わせにより全方位に隙のない艦隊を編成することができ、その戦闘能力は比類なき練度の高さを誇る日本水兵とあわさって世界最強とも評される。
概況
原子力空母8隻、通常動力型の大型空母8隻と中型空母4隻が在籍する。軽空母、航空巡洋艦は1965年の艦艇類別等級表改定に伴い形式消滅した。日本の空母戦隊は「月月火水木金金」と形容される激しい訓練により培われたその高い練度と、火力と防御力より機動性と高速性能に重点を置いた航空機が特徴である。原子力空母4隻(または大型空母4隻と中型空母2隻)と戦艦4隻、軽巡洋艦8隻、大型駆逐艦24隻(または中型駆逐艦32隻)、原子力潜水艦4隻で編成される空母機動部隊が呉、横須賀、昭南、真珠湾(ハワイ王国)に常駐し、有事にはこの部隊を最大4個にまで分割し即応した対応を取ることができる。
概況
マル4計画で建造されたものが4隻、追マル6計画で建造されたものが4隻の計8隻在籍する。長砲身8インチ(20.3cm)砲と戦艦には劣るものの多くの対空兵装、そして戦艦にはない強力な水雷兵装を搭載した重巡洋艦は有用な存在ではあるものの、艦砲の長射程化・命中率上昇に伴う水上砲戦の遠距離化や航空機の発展に伴う水上砲戦自体の衰退により大型艦による本格的な水上魚雷戦が衰退したことで「戦艦の下位互換」と見做されることが多くなってきた。現状在籍している艦はいずれも艦齢が20年を超えており、これらの引退を以て重巡洋艦は形式消滅とし巡洋艦はすべて統合されることが決定している。
概況
駆逐艦を引き連れて防空と対潜戦闘を行う中型軽巡が8隻、対地直協を行う大型軽巡が16隻の計24隻が在籍する。電子戦の発展したこんにち、機動部隊旗艦である戦艦が駆逐艦を直接指揮することも考えられるようになったため、近接水上戦の発生が極めて珍しい現代において中型軽巡はその存在意義が問い直されようとしている。一方、対空・対潜に加えてその装備する15cm級艦砲12〜15門で対地射撃を行う大型軽巡は、陸軍では野戦重砲に相当するその火力が1隻で1個大隊分、4隻の1個戦隊で1個連隊分という扱いやすく、また戦術的な艦砲射撃のしやすい設計が評価され当分運用が続けられると思われる。
概況
現在現役なのは2,500t〜3,000t級の中型駆逐艦秋月型・春雲型・北風型3型式64隻と、4,000t級の大型駆逐艦暁型・磯波型2型式48隻の計112隻である。
二等駆逐艦
1940年代から建造された1,200t級の護衛艦(雑木林級)が32隻と、1960年代から就役を始めた、汎用の護衛艦として建造された2,000t級の中型駆逐艦が64隻(建造中あり)ある。本来一等駆逐艦に分類されるような排水量であるが、一等駆逐艦の大型化が進んだことによって二等駆逐艦に類別される。